「大連鎖だけがぷよぷよなのか?」
という問いに関しては、答えはノーで、
「小連鎖でも勝てます!」
確かに大連鎖は打てれば強いです・・・が、
あくまで打てればです!
相手に大連鎖を打たせなければ、さして脅威ではありません!
じゃあ相手に大連鎖を打たせないにはどうしたらいいか?
そこで!小連鎖で短く刺す戦法として「速攻」という戦術をご紹介します!
速攻を覚えておけば、運次第ではありますが格上相手にも勝てちゃったりします。
覚えておいて損はありません!
それでは解説していきます。
ぷよぷよ対戦における「速攻」とは
速攻とは「対戦スタート序盤に大量のぷよを消費して、短い連鎖を打って、相手の発火点をつぶすこと」を言います。
わかりやすい速攻の例としては下図のような感じです。

速攻は、できるだけ速くかつたくさんのおじゃまぷよを送ることが大切なので、2連鎖が基本になります。
(3連鎖以上だと攻撃としては少し遅いんじゃないかなぁと思います。)
速攻を打てるパターン
使いどころは試合開始の最初のツモが2色or3色で色のかたよりがある場合です!
例えばこのようなツモの流れの時です。

このような色のかたよりってたま~にありますよね?
「あれ?色がかたよっているなぁ。全消しも狙えそう!」
っていうくらい色がかたよっている場合は速攻のチャンスです!
速攻は諸刃の剣
速攻は決まればチャンスですが、失敗すると逆にピンチに陥ります。
具体例を挙げると・・・

1Pと2P両者、下ボタン押しっぱなしで組めるレベルと仮定すると、ツモによっては速攻2連鎖の間に相手に連鎖を伸ばされて、逆に反撃されるパターンがあります。
そのため、速攻は決まればラクに勝てる分、反撃されると逆に速攻でやられます 笑
また、2Pがカウンターを組んでいた場合は相手のカウンター(反撃)を食らいやすいので気を付けたいですね!
ちなみにカウンターって何という方はこちらの記事をご覧ください。
これらの事象を極力減らすテクニックが相手の盤面を見る「凝視」なんですが中・上級者レベルじゃないとむずかしいです・・・
速攻が強い理由
速攻は諸刃の剣のテクニックではありますが決して弱いテクニックではありません。
それは下記の点からいえます。
- 連鎖時間が短い
- 相手の虚をつける
- 上手く決まればラクに圧倒的有利になれる
連鎖時間が短い
連鎖時間が2連鎖ならば、相手が引けるツモ数は多く引けても3、4手程度であるため、相手が発火点を用意していない場合は高確率で攻撃が決まります!
相手の虚をつける
相手が大連鎖勝負で連鎖を組んでいるときに突然速攻2連鎖が来るため、相手が想定外のことに焦ってミス、フィールド崩壊を誘うことができます。
その場合、速攻が決まらなくても有利に立てます。
大連鎖勝負が続いている中で、突然速攻を仕掛けることで、相手の虚を突きやすくなるので、速攻一辺倒みたいな戦い方はオススメしません。
緩急をつけた戦い方がオススメです。
上手く決まればラクに圧倒的有利になれる
「頑張って相手より大きい連鎖組んで勝つ勝ち方」と「サラッと大きめの2連鎖を組んで相手をつぶす勝ち方」ではどちらがラクかというと後者ですよね?
大連鎖勝負だと「暴発」や「火力負け」、「キーぷよ忘れ」などといった心配事が多いので、速攻で素早く有利に立てるのはメリットといえます。
速攻で有名な形
速攻を意図的に狙った連鎖形として代表的な形をご紹介します。
- ダム積み
- ミルフィーユ
- かまいたち
ダム積み
速攻といえばコレ!っていうほどメジャーな形です。
ダム積みを強化すれば2連鎖で致死量のおじゃまぷよが発生します。

ミルフィーユ
これもツモの色がかたよっているときに組みやすい速攻です。
2連鎖目の何層にも重なる様子から、フランス菓子のミルフィーユになぞらえてミルフィーユと呼ばれます。

かまいたち
かまいたちは、ダム積み、ミルフィーユと異なりL字をメインに組む速攻です。
上記2種類に比べてちょっとむずかしめです。

かまいたちはダム積み、ミルフィーユと比較して、速攻狙いでも大連鎖でも狙いでもイケる自由度の高い連鎖形です。
例えば下図のような場合、速攻狙いor大連鎖狙いの選択が可能です!
もし相手のフィールドを見る余裕があるなら、速攻が刺さりやすいか?刺さりにくいか?を判断して大連鎖を組む方に切り替えるという選択をとりましょう。

速攻が決まりやすいパターン(凝視ありきで!)
ここでは、凝視が少しできる人向けで解説します。
速攻が決まりやすいかどうかは、当然ですが相手フィールドの状況で決まります。
もし相手のフィールドが以下のどれかに当てはまる場合は速攻が有効です。
- 相手の発火点が未確定
- 相手が連鎖を組めていない
- 相手の連鎖を組むスピードが遅い
それぞれ図で解説していきます。
相手の発火点が未確定
相手が連鎖を組むのに夢中で、発火点を確定させていない場合、速攻が決まりやすいです。
相手が本来の想定とは違う別の発火点を持っていた場合は、反撃のリスクはありますが、上級者相手でない限り可能性は低いと思います。

相手が連鎖を組めていない
相手が折り返し側と連鎖尾側でエリア別でして連鎖を組んでいるとき、は発火点を確定していたとしても対応できず、速攻が決まる確率が高いです。

相手の連鎖を組むスピードが遅い
これは当然ですが一応書いておくと、「ゆっくり組めば」大連鎖を組めるという相手には速攻を仕掛けた方がサラッと勝てる可能性が高いです。
大連鎖が得意な相手の土俵で戦う必要はありません。
速攻で短時間で有利な状況をつくりましょう。
(もちろん、常に高速落下で連鎖を組むレベルの相手には通用しないですが・・・)
速攻は博打でいい!
最初は凝視なんてまず無理なので最初は博打でいいと思います。
無理に相手を見ようとしてスピードが落ちるようでは速攻の意味はありません!
速攻を打つなら打つ!打たないなら打たない!でメリハリをつけましょう。
迷うとそこでまた組むスピードが鈍ります。
「速攻」なので、スピードが失われれば、それは速攻ではなくなってしまいます。
速攻はスピード最優先で行きましょう!
つぶし
ちなみに類似のテクニックで、対戦中盤で短い連鎖で発火点をつぶすことを「潰し(つぶし)」といいます。
いずれも短い連鎖で素早く攻める点は同じです。
発火点が未確定な状況で2連鎖等の短い連鎖を打たれてしまうと、ツモが悪ければ上級者でも対応がむずかしくなるので、格上でも勝てる可能性が高くなります。
覚えておいて損はないでしょう。

まとめ
対戦序盤から有利に展開する戦術の一つとして、速攻を紹介しました。
ポイントは下記のとおりです。
- 最初のツモで色のかたよりがある場合は速攻を組みやすい
- 速攻は決まれば即有利
- 速攻は諸刃の剣で失敗するとピンチにもなる
- 速攻一辺倒な戦い方ではなく、緩急をつけよう
- 速攻は「ダム積み」から覚えよう。覚えたら「ミルフィーユ」「かまいたち」も
- 相手が発火点、連鎖を確定していない場合、速攻が決まりやすい
- 最初のうちは速攻は「博打」でOK。相手気にせずスピード最優先で!
- 類似のテクニックとして「潰し(つぶし)」も覚えておこう
速攻というテクニックが単純に強い・弱いというわけではなく、戦術の一つとして知っていてほしいです。
その場その時で最適な戦術を選択する技術が勝つためには重要です!
なので、今後もいろいろな戦術を紹介していきたいと思います。
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